当社の「活〆境港サーモン」に次ぐ人気商品、「活〆佐渡サーモン」。 ここでは佐渡サーモンの成長から出荷までの流れをご紹介致します。
胎内養魚場では、飯豊連峰より流れ出た良質な地下水(どっこん水)を掛け流して育てます。また水質管理を徹底し、池の掃除、溶存酸素・水温チェックは毎日行います。
11月中旬から下旬、約250グラムまで育った稚魚はいよいよ佐渡事業所の沖合生け簀へと運ばれます。
胎内養魚場から来た稚魚は、淡水から海水に馴らす馴致作業を行い、和木漁港の沖合約500メートル、水深52メートルの場所に設置した生け簀へと移します。また給餌では自動給餌システム「*ニッスイ Aqualingual」(特許第 5324997 号)を使用し、適量で無駄のない給餌管理を行っています。
餌は、固形飼料のエクストルーデッドペレット(EP)という、生餌に比べて非常に高価ですが、栄養価が高くまたバランスも良く、従来の配合飼料より消化吸収のよい粒子状の餌を使用。また1ヵ月に1回、サンプリングのため実際に釣り上げて魚体測定を行い、成長や病気など異常がないか確認しています。
佐渡沖は潮の流れが速くまた水深も深いため、鮭は元気に大きく成長し、適度に身の引き締まった美味しい佐渡サーモンができます。
*生け簀内に設置した食欲センサーや水中カメラ、溶存酸素・水温センサーから情報や画像をインターネット上で確認、パソコンやスマートフォンなどでリアルタイムにチェックできる自動給餌と自発摂餌給餌を組み合わせた弓ヶ浜水産(株)独自のシステム。また魚が疑似餌を引っ張った回数により食欲を測るセンサーを組み込み、不必要な餌を撒かないため、環境汚染を抑えることが可能となりました。
5月上旬から6月中旬、全長50~60センチ、重量2キロ~3.5キロまで育った鮭を水揚げしていきます。沖合生け簀から出荷用生け簀へと移し、その生け簀を漁港内に移動させて作業を行います。大きなタモでまとめてすくい上げ、一匹一匹失神させてた後、特殊な工具を用いて活〆を行い、氷水の入ったタンクに入れて加工場へと運びます。
この際、できるだけ鮭の体を傷つけないように、また鮮度の良い状態を保ったまま工場に運べるよう、手早く作業を行います。