当社の主力商品である「活〆境港サーモン」こと、境港サーモンは多くの方々から高い評価を得ています。 ここでは、その生産サイクルや独自の給餌システムをご紹介致します。
水揚げされ、搬入された原魚を状態を目視でチェックしながら鱗(うろこ)取り機に入れ脱鱗。
ヘッドカッターに乗せて頭を落とし、カッターマシン(開腹内臓除去機)で腹部を切り、内臓を除去、メフン(腎臓)をブラシで掻き出します。
その後エア式カッターでヒレを取り、魚体の内外を水で洗浄して、カッターで尾ビレを落としたら、コンベヤーに乗せてフィレマシンに送り、原魚を3枚におろします。
その後、回転する台座の上に乗せられた原魚は、上下左右 4 枚の刃で中骨部分を残して切り込みを入れられ、中骨と肉が切り離され、生食フィレに加工されます。
深絞り包装機にて脱気包装します。
脱気包装されたフィレは金属検出器を通して金属類の混入がないかチェックされます。
魚が疑似餌を引っ張った回数により食欲を測るセンサーを組み込むことで、適量で無駄のない給餌管理ができるようになり、すくすくと魚が育ち、環境面でも汚染を抑えることが可能になりました。
3日分の餌を蓄えることで、荒波で船を出せない日でも給餌できるようになり、スタッフの安全確保にも役立っています。
「境港サーモン」の生食用加工は、夜明け頃に開始され、海上の出荷用生け簀から生きた銀ザケを工場敷地内の水揚げ場まで、フィッシュポンプで海水とともにダイレクトに送ります。
水揚げ後は直ちに1尾ずつ活〆し、脱血させることで生臭さをなくします。
この活〆方法は三陸で培ったノウハウで、活〆するかしないかで品質に大きな差が出るほど重要な処理となっています。
また、フィッシュポンプを使うことで、従来の水揚げ方法よりも魚にかかるストレスを減らすことができ、より元気な状態で活〆できるようになりました。