佐渡事業所では昨年に引き続き、銀ザケのほかにサクラマスの飼育も行っております。
サクラマスは新潟県では本鱒(ホンマス)とも呼ばれていますが、もともとは川魚であるヤマメが銀化して海に降り、大きく育った魚を言います。天然魚は主に北海道や青森県、東北地方の日本海側で獲れますが、サケ科魚類の中ではもっとも漁獲量が少なく、さらに近年、河川開発や水質汚濁等による生息環境への影響からサクラマスの数は減少の一途をたどり、今では環境省が定める準絶滅危惧種に指定されているほどです。
そのため希少価値は高く、新潟市場ではキロ単価5,000円にもなるなど“幻の高級魚”とまで言われております。また飼育は難しく、全国では何社もサクラマス養殖を行っておりますが、大規模生産化に成功したところはわずかしかありません。
しかし当社では、独自のノウハウを生かし大規模生産化を開始。今年はイケスを倍にし、80トンの水揚げを予定しています!
そしてこの佐渡島での生産・販売を通じて、島民の皆様に愛される魚、佐渡に根付く魚にしたいと考えております。
現在、満開さくらますのポスターならびにのぼりのデザインも進行中です。
この4月からは佐渡島内でのぼりやポスターが設置され、飲食店ではサクラマスを食べることができるようになる予定です。
日本中に桜が咲く頃、どうぞこの機会に『佐渡満開さくらます』の美味しさを知っていただけたらと思います。
お楽しみに☆
食べた人すべてが、満開の桜のような笑顔になるくらい美味しいという意味を込めまして、『佐渡満開さくらます』と名付けました。