日本水産株式会社(以下「ニッスイ」)および弓ヶ浜水産株式会社は、2020年1月より新おおつち漁業協同組合(代表理事組合長 平野榮紀、岩手県上閉伊郡(かみへいぐん)大槌町)、シンクタンク、地元事業者と協働してサーモン養殖の事業化試験(以下「本試験」)を、岩手県大槌町にて実施してきました。
当社は、本試験にあたり同町内に現地事業所を設立し、漁協の組合員となりました。
本試験において2020年度120トン、2021年度319トンの試験生産を行い、同地がサーモン養殖に適した環境であることが実証されました。
2021年10日1日、岩手県より同漁協にサーモン養殖を認める区画漁業権免許が発給され漁場行使が許可されました。
これらの試験結果、地域との関係構築や当事業への理解が進んだことにより、当社は大槌町でのサーモン養殖を本年4月1日より事業化することにしました。
事業化初年度の2022年度は、400トンのサーモンを生産予定です。安全安心でおいしい大槌サーモンを全国のお客様へお届けできるよう、将来的にさらに生産数量を拡大します。
ニッスイおよび弓ヶ浜水産は、本事業が岩手県沿岸地域の発展の一助になることを目指して引き続き取り組んでまいります。