
SDGsとCSRの
取り組み
当社では、持続可能な世界を実現するため、
様々な取り組みを行っております。
またより良い社会を目指し、
CSR活動にも力を入れております。
SDGsへの取り組み
自分たちができることの小さな取り組みから始めて、 持続可能な水産養殖・加工のありかたを皆で考え、豊かな社会の実現に貢献します。
01
「おさかなをはぐくむ湧水と海を守る森」活動
この活動は、2018年10月30日に株式会社ニッスイが鳥取県および同県琴浦町と締結した森林保全・管理協定に基づいて行われ、初年度は植樹、それ以降は毎年、下草刈りを実施。また、鳥取県、琴浦町、ニッスイグループ((株)ニッスイ、共和水産(株)、弓ヶ浜水産(株))が協力して森林保全活動をしています。

02
海洋プラスチックごみ問題への対応

03
安全で安心な製品作り
弓ヶ浜水産では、安全・安心な製品を作るため、また持続可能な水産業を続けていくためにも、国内および国際の水産エコラベル認証を取得し、運用しております。

● 淡水・海面養殖場(認証取得)
・*ISO22000認証
・*ASC認証
・*MEL認証
※一部養殖場を除く。
「弓ヶ浜水産」では養殖の水産エコラベルと言われているASC養殖認証を取得いたしました。

● 本社工場(認証取得)
・ISO22000認証
・FSSC22000認証
・ASC認証
・MSC認証
・MEL認証
・対米輸出水産加工施設認証
・対中輸出水産加工施設認証
・鳥取県HACCP
04
自社養殖魚の有効活用
自社養殖魚を可能なかぎり利用し、水産資源を大切にします。一般に廃棄されている頭や内臓・鰭・中骨についても、協力業者と余すことなく製品化、すべて御評価いただいています。

05
食品ロス問題への取り組み

●「フードバンクとっとり」との取組
フードバンクへ、比較的小型サイズの魚を無償提供し、いま必要とされている方に食べていただき、食品ロスの低減に取り組んでいます。

● 境港サーモン「小さな魚も食卓に」
使用用途が難しい小型魚ですが、地元水産高校の生徒さんや企業の皆様と共同で、商品化に取り組んでおります。
さらに、工場で切り方を工夫することで、大手コンビニのお弁当や缶詰の原料として販売することに成功しました。
06
水産資源・生態系・環境を守る

● マリンエコラベル(MEL)認証取得(2019年4月)
水産資源や生態系に優しい方法で行われている漁業・養殖業を認証する「MEL」認証を取得しております。

● ASC認証取得(2021年7月)
環境に負荷を掛けず地域社会に配慮して操業している、水産の養殖業者に対する国際的な認証制度「ASC」認証を取得しております。

●「萌える海藻!鳥取県の豊かな海を育む大作戦」
鳥取県及び4つの団体が、「鳥取県の豊かな海を育む協議会」を立ち上げ、継続的な藻場造成、ウニ駆除等の取り組みが行えるよう、本県のアラメ藻場から創出されたCO2吸収量をクレジット化し、藻場保全の取り組みに賛同した企業にクレジットを購入して頂く活動として、「萌える海藻!鳥取県の豊かな海を育む大作戦」を開始しました。
弓ヶ浜水産もその活動に賛同し、協議会が発行するJブルークレジットを購入。「萌える海藻!鳥取県の豊かな海を育む大作戦応援企業」に認定され、平井知事より認定証が授与されました。
なお、クレジット販売で得られた資金は、アラメ等の種苗購入や、ウニ類等の駆除などの経費にあて、持続的な藻場形成のサイクルを生み出し、鳥取県の豊かな海を育む取り組みに役立てられます。

● 「ブルーカーボン」の取り組み
地球温暖化への対策としてCO2を減らすため、佐渡事業所では2023年12月より試験的にワカメ養殖を開始しました。購入したワカメの種糸600mを、沖生け簀を固定しているロープに巻き付けて設置。定期的に成長具合を確認し、最終的にワカメが枯れるまで育成させます。そうすることで光合成により取り込まれたCO2は、脱落した破片が海底に沈着し、海中に貯留することで「ブルーカーボン」となります。
稚魚の沖出しとワカメの種糸設置の時期が重なるため難しい部分がありますが、引き続き模索し、地球環境に最大限貢献していきたいと考えております。

●海業プロジェクト
東日本事業所は、大槌町藻場再生協議会が取り組む、磯焼けにより焼失した藻場の再生・保全活動(海業)に、コンブ種苗をロープへ取り付ける作業を地元小学生と共に参加し、行いました。 コンブは港内の穏やかな所である程度まで成長させた後、沖に設置し、天然コンブの育成を目指します。今後も豊かな海を取り戻すため、また地域交流も深めながら引き続き活動を行っていきます。
CSR活動
地域と共に成長する企業を目指し、環境保全と地域社会に貢献、また従業員が働きやすい環境づくりに取り組んでおります。
01
食育活動(境港市内の保育園「銀ざけ集会」に参加)
境港市と連携し、毎年市内の保育園にて、「さけのギンちゃん」紙芝居の読み聞かせを行っております。また市内すべての保育園に境港サーモンを無償提供し、給食で園児に食べてもらい、魚に興味を持ってもらえるよう活動しております。

02
若手社員が会社の将来を創造する“未来プロジェクト”始動
会社の将来を創造すため、選ばれた若手社員のみで構成したチーム、その名も「Leading Japan SEALs(通称L.J.シールズ)」の活動を開始しました。食卓・地域・水産業を育み、海の恵みですべての人をしあわせにすべく、社内・社外へだてなく活動を行っていきます。

03
環境負荷低減施設の完備
●排水処理施設
本社工場には排水処理施設を完備しており、サケの加工の際に出る血水などの汚水を回収・処理しています。微生物に水中の汚れ(有機物)を分解させて水を浄化する「活性汚泥法」と呼ばれる方法を用いています。きれいに浄化された水は再び海へと戻るため、環境保護の観点からも排水処理施設の運転管理や点検メンテナンスには重点的に取り組んでいます。

●太陽光発電システム
2015年から本社工場の屋根に太陽光パネルを設置しています。パネル枚数は約1,300枚で発電容量は340kW、一般家庭約75軒分の発電量を有しています。年間平均で40万kWh、累計で3,800MWhの発電実績があり、CO2換算で年間約220トン、累計で2,100トンの削減に繋がっています(2025年3月時点)。屋根全面に設置したことによって断熱効果が高まり、工場の空調効率化などの省エネにも役立っています。

04
全社員の安全と健康を重視し、事故を未然に防ぐ
常に安全な労働環境にするため、ISO45001認証を通してPDCAを仕組み化することで、法令遵守と従業員が安心して働ける環境を維持・向上し、地域に影響を与えるような事故(火災・事故等)を未然に防ぐ取り組みを行っております。
「弓ヶ浜水産(株)安全宣言と労働安全衛生マネジメントシステム適用範囲」
